根性論は古い?!
何か考えが浮かばない時に読み返す本がある。
《道をひらく》by松下幸之助
この本を、自分の考えが浮かばなかったり、何か選択して迷う時になんとなく読み返す。別にこの本に正解が書いてるわけじゃないけど、読み返す度にいろんな意味を見つけられるから。前読んだ時はなにも感じなかった所に、何かヒントを感じたりする。
まあ、いろんな意見はあるけれど努力って改めて大事だな〜と思った。
今は何かと効率や、質を求めていかに楽をして大きな成果を得られるか、っていうのが主流でそれがある意味格好良いと思われることが多い世の中。ローリスクハイリターンができる人がすごいと思われてるけど、成功したり幸せな人ほど、それは違う。
ローリスクハイリターンなんてありえないと思う。そんなんがまかり通るなら誰でも苦労せず幸せになれるし、仕事だって楽に稼げる。
世間でいう成功者や幸せ者は、小さな努力をコツコツ積み重ねて一つ一つ積み上げている。ただ、それを見せないし、それを感じさせないようなこと、例えば影の努力ってやつかな。それをずーっと積み重ねてるだけだと思う。
大きな特別なことをするのは、単発で終わるからそんなに難しいことじゃないけど、小さな努力を積み重ねるのは相当に難しい。
毎日やろうと決めたことでも、天気や体調など理由がついて自分に言い訳ができるから。だから、相当に厳しい覚悟でやらないと絶対にできない。
結局はそういう所で、根性論とは少し違うけれど、努力って絶対に必ず必要だと信じてる。努力をバカにする人がいるけど、努力をバカにする人って口だけ野郎だったりするからね。実際口だけでなにも出来ない奴よりも、黙ってコツコツ一つ一つ積み上げていく人のほうがカッコ良い。そして自分自身もそうなりたい。
世の中もまた、そういう人を信用する。例えば融資を受けに行く時なんて、自己資金の流れをチェックされるけれど、その時にコツコツと積み上げていけば疑いなく信用してもらえるけど、一気にボンとタンス預金みたいな急なものは信用してもらえない。たとえ現物があってもね。
イチローだってそうでしょ。世界記録作るのは、毎日同じことをコツコツ積み上げてきたって本人が言ってるし、世界記録だってヒット一本から始まるからね。
私は今のところ、毎日かかさずやっていることがあるけれど、それがまた次のステップに上がったと感じる時ほど嬉しいことはない。この嬉しさは、もしかしたらかけがえのないものかも知れない。
そんなこんなで、昨日本を読み返して改めて努力の大切さを感じました。
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